10周忌


親父10周忌。 2003 6月14日(土)

6.14 23:35
俺には偉大なる父が亡くなった時間 享年55歳。
早いもんだな?毎年思う。時間がたつと色々な事を考える。
何で倒れた?解っているようで解ってない!
病気も早期発見だろ!金があれば移植でもできたろ!
金無いと駄目か?
移植のニュースを観るたびに思う。
嫌な感じだ。平等なんてあるのか?
少なくとも今は金で命を買える時代だ。
俺は貧乏でイイや。
金何か持った時ないけど別に生活=ライフスタイルがあればイイ。
親父は俺に言った。
復活させて仕事を楽しんで今のお前らの苦労をなくしてやる
...結果は無理だった。
どん底って思ったけど俺より酷い奴なんか沢山いる。
俺は楽なほうだそう思う事にした。
何となく元気だった。
逆に家族はまとまり、父の偉大さも伝わり、母の強さをしり、姉は女で弟は男に変わった。贅沢だろ。
金じゃ買えね~よ。

あの時生き延びたら今の俺らは居ないし、仲間も今と違い、
仕事もCHEFまで慣れなかったに違いない。
命を使い俺たちに父は教えてくれたんだ。
今はそう思う事にしてる。
残念な事は一緒に一杯やってみたかったよ。
『仕事終わったか?坊主』
(ああ)
『ちょっと付き合え!母さんうるさいからお前と呑もう』
変なところ照れ屋な親父はこう言うだろう。
(素直に俺と呑みて~って言えよ!)
『しっちゃいね~馬鹿野郎!!』
親父の口癖だ。
(後で行くよ。たまにはおごってやるよ。』
『うるせ~来い!』
電話は切れるな。

楽しそうだろ。
(な~親父何が大事だ?)
『どう生きるかだ!』
決まって答えだけを言う。彼に何が、何を、は存在しない。

15歳の時を思い出す、
(一人で住む事にした。やってみるわ!)
『解った。お前が決めた事だろ。』
(ああ)
『やれよ。』
コレが俺の親父だ。ながながした会話はいらね~。結果を言えだ。
簡単そうで腹決めないと一言がでない。
今は意味が解る感じがする。なんて言ったら殴られるんだろうな。

まだまだ爆走するから見てろよ!
よ~今年は何がいいよ?花と酒はもう飽きたろ!!
その辺で若い女でも引っ掛けていくか?
じゃっ後でな!!







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