10周忌6.14 23:35 俺には偉大なる父が亡くなった時間 享年55歳。 早いもんだな?毎年思う。時間がたつと色々な事を考える。 何で倒れた?解っているようで解ってない! 病気も早期発見だろ!金があれば移植でもできたろ! 金無いと駄目か? 移植のニュースを観るたびに思う。 嫌な感じだ。平等なんてあるのか? 少なくとも今は金で命を買える時代だ。 俺は貧乏でイイや。 金何か持った時ないけど別に生活=ライフスタイルがあればイイ。 親父は俺に言った。 復活させて仕事を楽しんで今のお前らの苦労をなくしてやる ...結果は無理だった。 どん底って思ったけど俺より酷い奴なんか沢山いる。 俺は楽なほうだそう思う事にした。 何となく元気だった。 逆に家族はまとまり、父の偉大さも伝わり、母の強さをしり、姉は女で弟は男に変わった。贅沢だろ。 金じゃ買えね~よ。 あの時生き延びたら今の俺らは居ないし、仲間も今と違い、 仕事もCHEFまで慣れなかったに違いない。 命を使い俺たちに父は教えてくれたんだ。 今はそう思う事にしてる。 残念な事は一緒に一杯やってみたかったよ。 『仕事終わったか?坊主』 (ああ) 『ちょっと付き合え!母さんうるさいからお前と呑もう』 変なところ照れ屋な親父はこう言うだろう。 (素直に俺と呑みて~って言えよ!) 『しっちゃいね~馬鹿野郎!!』 親父の口癖だ。 (後で行くよ。たまにはおごってやるよ。』 『うるせ~来い!』 電話は切れるな。 楽しそうだろ。 (な~親父何が大事だ?) 『どう生きるかだ!』 決まって答えだけを言う。彼に何が、何を、は存在しない。 15歳の時を思い出す、 (一人で住む事にした。やってみるわ!) 『解った。お前が決めた事だろ。』 (ああ) 『やれよ。』 コレが俺の親父だ。ながながした会話はいらね~。結果を言えだ。 簡単そうで腹決めないと一言がでない。 今は意味が解る感じがする。なんて言ったら殴られるんだろうな。 まだまだ爆走するから見てろよ! よ~今年は何がいいよ?花と酒はもう飽きたろ!! その辺で若い女でも引っ掛けていくか? じゃっ後でな!! |